テレワークと働き方改革

2019.10.11

テレワークとは

テレワークとは、ICT(情報通信技術)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことです。働く場所によって、在宅勤務、モバイルワーク、サテライトオフィス勤務の3つに分けられます。

テレワークを活用することで、企業の抱える課題の解決や、従業員の多様な働き方を支援することができます。

 

テレワーク導入のメリット

企業にとっては、多様な人材の確保と定着率向上、業務プロセスの革新、コスト削減、BCP(事業継続計画)対策、社内コミュニケーションの活性化、企業イメージの向上などのメリットが想定されます。

従業員にとっては、ワーク・ライフ・バランスの向上、生産性の向上、自律的な働き方の獲得、通勤に起因する各種リスクの低減などが考えられます。

意外かもしれませんが、テレワークを導入することによって、意識的にコミュニケーションをとる風土が醸成され、組織が活性化することも期待できるのです。

 

テレワーク導入のポイント

全社的にテレワークを導入することはコスト面だけでなく運用面でも難しいと思われますが、一部の業務や一時的な期間での導入から始めることで、それぞれの職場や従業員にあったテレワークのモデルを構築することができます。

 

働き方改革のきっかけに

また、テレワークをきっかけに、業務プロセスの見直しや棚卸を行うことで社内の業務フローを改善し、働きやすい職場環境を構築することも可能です。働く側の意識も変わりますので、自律的に働くことで生産性を向上させたり、時間の有効活用によりスキルアップを図ることもできます。

さらに、様々な事情により働く時間や場所に制約がある従業員も、それぞれの生活スタイルにあった働き方を選択することが可能になります。

来年の東京オリンピック開催期間中にもテレワーク勤務が推奨されていますが、台風や地震などで交通機関が麻痺した場合などでも、一時的にテレワーク勤務に切り替えることで事業を継続させながら従業員の安全を確保することが可能になります。

 

弊所では、総務省「テレワークエキスパート講習会」修了の社労士が、テレワーク導入を支援するためのサポートを行っております。業務見直しの支援や制度運用のための規程の整備など、お気軽にご相談ください。