9月の人事労務カレンダー

2019.09.01

9月中に期限が到来する主な人事労務業務です。カッコ内の日付はそれぞれの期日になります。手続としては先月とほぼ同じ内容になります。

・雇用保険被保険者資格取得届の提出(9月10日)
 ※8月中に雇用保険の被保険者資格を取得した従業員がいる場合。(翌月10日が提出期限)
・8月分源泉所得税等の納付と住民税特別徴収税額の納付(9月10日)
・8月分の社会保険料の納付(9月30日)
・外国人雇用状況届出書の提出(9月30日)
 ※8月中に外国人労働者を雇用した場合(翌月末日が提出期限)
 ※外国人労働者が雇用保険に加入の場合は雇用保険被保険者資格取得届と同時に提出します。
・賞与支払届の届出(支払日から5日以内)
・健康保険・厚生年金保険被保険者報酬月額変更届(速やかに)
 ※6月支給分から固定給に変動がある場合などに該当し、社会保険の標準報酬等級が2等級以上変動する対象者がいる場合。

9月は当月の手続きの他に、秋以降の手続きの準備が忙しくなる時期です。

7月に届出をした社会保険の算定基礎届で決定した新しい社会保険の等級が9月分から適用されます。多くの会社では社会保険料は翌月徴収となりますので、10月支給の給与から反映となります。

また、今年は10月から消費税の税率変更が予定されていますので、通勤定期代などの支給には注意が必要です。予め情報を収集して、支給に滞りのないように準備したいところです。

さらに、年末調整の様式が公表される時期でもありますので、規模の大きな事業所では体制の準備やスケジュールの検討が始まります。

どうしても特定の時期に業務が集中してしまうことが多い人事労務業務ですが、一部でも事前に準備できることを先行して進めることで業務負担の軽減につながります。本格的にとりかかる前に、業務の整理や棚卸をしておくのも良いかと思います。