働き方改革

2019.07.08

最近テレビや新聞でよく耳にする「働き方改革」。これに関連して報じられるニュースは、極端な長時間労働や過労死といったショッキングなケースばかりが目立ちます。

では、自分たちの身近なところでは具体的に何がどう変わり、影響を受けることになるのでしょうか。

ニュースでは働き方改革と一括りのキーワードになっていますが、その内容は多岐にわたっています。

・年次有給休暇の時季指定義務化
・労働時間把握の義務化
・時間外労働の上限規制
・同一労働同一賃金の適用厳格化
・フレックスタイム制の清算期間延長
・高度プロフェッショナル制度の創設
・産業医・産業保健機能の強化
・長時間労働者に対する面接指導の強化
・勤務間インターバル制度の導入促進
・60時間超過割増賃金率の引き上げなど…

項目によって適用時期や対象となる職場が違います。また、上に挙げた項目以外にも多くの改正点があります。

では、これらの改正項目に対応することで、働き方改革が達成できるか…というと、必ずしもそうはならないと私は考えています。もちろん、法律で義務化がされた部分については、その対応が求められます。

しかし、なぜそうしなければいけないのか、なぜ今までそうなっていなかったのか、これからどうなりたいのか、をこの機会に見つめ直すことが本質であって、法改正への対応でそれらが達成されるものではないと思うのです。

だからといって、闇雲に見直しの検討をしても、なかなか埒が明きません。そこで、課題や問題点抽出の切り口やキーワードとなるのが、先ほど挙げた働き方改革の各項目になります。これらの対応を検討することを入り口にして、それぞれの議論に繋げていくことができます。

ただ、長年培ってきた職場の風土は簡単に変わることはありませんし、様々な理由や変遷を辿って形成されてきたものだと思います。また、自身の人生設計についても、様々な環境の変化や心境の変化を経て、今に至っているのだと思います。そして、社会や時代の変化が職場にも人生設計にも大きな影響を及ぼし、複雑に絡み合っています。

実際、働き方改革への対応や考え方は様々で、それこそ職場ごとに最適解は違うものになるのではと思います。だからこそ、この話題には、自分事として捉えて参加していただければと思います。

もし、何らかの形で職場の働き方改革に関わる方がいらっしゃいましたら、これは遠いところにあるお話ではなく、自分や家族、同僚や仲間の身近な話題として、考え取り組んでいただけたらと思っています。